I-1. 基礎知識の確認、資産運用の世界

前期の最初の講義です。金融の知識は社会人生活で学ぶことが多いので、経済学部や同大学院で学んでいても、まだ若い人たちには、社会人には常識とされるような金融知識にも乏しいことが、これまでの経験で分かっています。当然のことながら、留学生は日本の金融に関する知識にハンディを持っています。こうしたことから、私は、最初の講義ではその年の学生の持っている基礎知識の確認から始めます。2018年度の履修生の場合、24問の○×問題に対する平均点は約15点でした。鉛筆を転がしたほうが成績が良かったであろう学生もいます。
そうした学生たちですから、初回の講義のメインは「資産運用の世界」を紹介することです。個人の株式投資におけるお金の流れとそれに関わる仕組みや組織などをまず説明し、家計や各種市場に属する金融資産、資産運用に関わる組織や人々などについて話します。講義の締めは、ウォーレン・バフェットの人となりとその投資哲学の紹介です。

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I-1. 基礎知識の確認、資産運用の世界

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