投資の基礎を学び、 「リスク」のことは一通り理解されたとお考えのあなた。しかし、投資の実践に進むに当たっては、「リスクとどう向き合うか」を再度考えてみることをお勧めします。「自分の考える投資には、どういうリスクがあるのか?」、「そのリスクを少しでも軽減するためには、どのような方法があるのか?」、「トラブルが発生した場合には、どう対処するのか?」をもう一度見つめ、作戦を練った上で投資をするのが「リスクと賢く付き合う」ということです。

「リスク」と賢く付き合うための知識:投資を始める前に見ておきたいコンテンツ10選

■お薦めの【入門】コンテンツ

金融商品には様々なリスクがあります。大きなリターンを望むなら大きなリスクを覚悟しなければなりませんが、むやみに怖がる必要はありません。自分には許容できないリスクだと思ったらその商品に手を出さなければいいだけです。

お金と賢く付き合うための金融リスクQ&A読本(図説と漫画、PDF版)

「リスクとは損をすることだ」と思っているとしたら、それは、あなたが証券投資のリスクをまだ本当には理解していない証拠です。
ざくっと言ってしまえば、「損をするか、得をするか」が分からないのがリスクなのです。
金融商品には様々な不確定要素があり、それがリスクとなっています。その代表的なものを、漫画と図説で説明しています。楽しく学んでください。

全国銀行協会「お金と賢く付き合うための金融リスクQ&A読本」https://www.zenginkyo.or.jp/fileadmin/res/education/free_publication/pamph/lps/risk0320.pdf

man@bow 分散投資のコツ(Q&A)

「分散投資」で一番大事なのは、株式や銀行預金、場合によっては不動産投資など、大きな括りでの資産を分散して保有することです。
しかし「分散投資」はそれだけではありません。
株式投資をする中でも「分散投資」は重要です。それを図説で分かりやすく解説したコンテンツです。

野村ホールディングス・日本経済新聞社「man@bow 分散投資のコツ」
https://manabow.com/know/chapter7/1.html

未公開株購入の勧誘にご注意!~一般投資家への注意喚起~(金融庁広報)

甘い言葉で未公開株の購入を勧める詐欺が横行しています。金融庁の金融サービス利用者相談室等には、 「上場間近」、「値上がり確実」、「発行会社との強いコネにより入手」、「貴方だけに特別に譲渡します」などと称して未公開株の購入を勧められ、購入したものの、「発行会社に問い合わせると上場の予定はないと言われた」、「株券が届かない」といった相談が増えているそうです。
気になる勧誘を受けた場合には、このサイトに「勧誘を受けた場合の注意事項」があったことを思い起こしてください。

金融庁「未公開株購入の勧誘にご注意!~一般投資家への注意喚起~」
https://www.fsa.go.jp/ordinary/mikoukai/index.html

■お薦めの【初級】コンテンツ

「投資」の場合、「学び」と「実践」の間には大きな隔たりがあります。
「実践」では、リスクは知識ではなく、お金を失うという現実に直結するからです。
ここに紹介するのコンテンツで、投資を実践するにあたっての心構えを新たにしてください。

投資をするなら押さえておきたい基本ルール(コラム、前後編各4頁、PDF版)

前編では投資をスタートするに当たっての、後編では投資をする際の心構えとしてそれぞれ5つの基本ルールを挙げて解説しています。
是非、ご一読ください。
金融広報中央委員会の広報誌「くらし塾 きんゆう塾」に掲載されたコラムで、ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔氏が書いています。

金融広報中央委員会「投資をするなら押さえておきたい基本ルール」https://www.shiruporuto.jp/public/knowledge/assets/kurashijuku/pdf/201407/vol_029_006.pdf
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/kurashijuku/pdf/201410/vol_030_006.pdf

「長期投資」「分散投資」でリスクをコントロール(図説)

リスクのコントロールに有効な手段は「分散投資」と「長期投資」。その実践には、こつこつと積み立てることが一番。運用商品とリスクの関係を図説で学べるコンテンツです。
本文の下にある「分散投資・長期投資の効果とは?」も是非ご覧ください。

三菱UFJ信託銀行「【長期投資】分散投資リスクをコントロール
https://www.tr.mufg.jp/life-shisan/method/risk01.html

man@bow  株式投資の「リスク」とは、どのようなものですか?(Q&A)

株式のリスクで最も基本的なものは、購入した株式が期待した株価の水準で売れないことです。
株価の上下動が不確かなことが一番ですが、予想外の上場廃止ということも希に起こります。
それを具体例を挙げて解説しているのが、このコンテンツです。
時間があったら、本文下の「もっと学ぼう」にも目を通したいですね。

野村ホールディングス・日本経済新聞社「man@bow  株式投資の「リスク」とは、どのようなものですか?」
https://manabow.com/qa/investment_risk.html

man@bow 投資のリスクとリターンの関係について、どのように考えればよいですか?(Q&A)

リスクとは「振れ幅」ではなく「ぶれ幅」。投資理論では、リスクをリターンの確率分布で捉えます。
その断片をちらっとでも見てみたい方は、以下のサイトをご覧ください。
何となく理解するだけでも、十分ですよ。

野村ホールディングス・日本経済新聞社「man@bow 投資のリスクとリターンの関係について、どのように考えればよいですか?」
https://manabow.com/qa/risk_return.html

■お薦めの【中上級】コンテンツ

投資する気はなくても、高いリスクの商品を知っておくことは有用です。
知らずに手を出してしまう間違いを防ぐことができるからです。

とてもリスクの高い運用商品の見分け方、つきあい方(コラム、PDF版)

リスクが高い金融商品とはどういうものであるかを解説し、そうした金融商品とどうつきあうかを解説したコラムです。
ここに挙げられている金融商品の理解が難しいようなら、それらには手を出すべきではありません。
そうした意味でも、一読する価値のあるコンテンツです。
金融広報中央委員会の広報誌「くらし塾 きんゆう塾」に掲載されたコラムで、ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔氏が書いています。

金融広報中央委員会「とてもリスクの高い運用商品の見分け方、つきあい方」https://www.shiruporuto.jp/public/knowledge/assets/kurashijuku/pdf/200907/vol_009_003.pdf

金融機関破綻時の金融商品の保護について(図説、PDF版)

金融機関が破綻する可能性はゼロではありません。その時、我々の資産はどうなるのでしょうか? 
金融商品別に簡潔に解説されており、「保護の仕組み」の全体像を把握するのに有用なコンテンツです。

金融広報中央委員会「金融機関破綻時の金融商品の保護について」https://www.shiruporuto.jp/public/knowledge/assets/hyakka/pdf/hogo/hk0104.pdf

証券・金融商品あっせん相談(相談センター)

日本証券業協会から業務委託を受け、株式、投資信託、FXなどの取引に関するトラブルの相談や苦情を受けつけ、公正・中立な立場で解決してくれるのが「証券・金融商品あっせん相談センター」です。
もし、そうしたトラブルに巻き込まれたら、まずこのサイトを訪ねてみてください。

日本証券業協会「金融トラブルでお困りの方」
https://www.finmac.or.jp/first/