大学の経済学部や経営学部には金融論の一部として投資理論や証券投資論の講座を持つところがあります。編集者が非常勤講師を務める某有名私立大学にもそうした講座があり、編集者はそこで「株式投資の入門から専門実務まで」と副題を付けて、「株式投資論」を教えています。「金融リテラシー.COM」は資産運用や証券投資の基礎的な知識を身に付けるお手伝いをすることを主目的としていますが、「もっと本格的に学びたい」という方々のために私が担当している「株式投資論」の講座の内容をご紹介することとしました。

きっかけはCAPMと呼ばれる「資本資産評価モデル」です。今時の学生はほとんど例外なくスマートフォンを持っているので、私は、アクティブ・ラーニングの一環として、学生に課題を与え、授業中にインターネットにアクセスさせて自分で調べさせる時間をほぼ毎回のように設けています。そのための副教材として、関連情報が掲載されているインターネット上のサイトを積極的に紹介しているのですが、CAPMのところに来て、学生に見せたいビジュアルなサイトがどうしても見つからないことに気づきました。投資理論を専門的に教える書籍には必ずと言っていいほど掲載されて項目であるのに、インターネットでは何故か見つからない。

ということで私の講義資料を公開することにしたのですが、色々と不安はあります。何も知らない学生とは違い、インターネット上には専門家もいるので、内容が独りよがり、ミスプリがある、数式が間違っているなど、ご批判を受ける可能性が多々あります。「仕方ないなあ」と見逃してくださることを祈ります。

別の問題もあります。私の授業は、講義だけでなく、学生に株式の模擬運用をさせたり、演習として調べものや計算をさせたりするので、講義資料だけを見ると展開が分かりにくい部分が多いのではないかと思います。しかし、そこは割り切りました。きれいな論理展開で株式投資論を学びたいなら、書籍で読むことをお勧めします。いい書籍が沢山出ています。このサイトの読者には、「大学ではこんな風に教えているのか」と楽しんでもらえたらと思っています。

前置きが長くなりました。このサイトからは「前期の講義」と「後期の講義」に進めます。共に10回以上の講義で、「前期の講義」では株式取引の仕組み、株価決定のメカニズム、ポートフォリオの理論など、株式投資の基礎的な実務と理論を学びます。「後期の講義」では、ファクター・モデル、外国株式への投資、パッシブ運用、アクティブ運用など、株式投資の実務理論や専門家の業務等を学習します。

以下のリンクからお進みください。

大学で教える株式投資論:前期の講義
大学で教える株式投資論:後期の講義(2018年10月以降に順次掲載予定)

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