投資の世界では、偶然に起こった出来事が思い込みや誤解から経験則と信じ込まれ、それがまことしやかに語り継がれることが珍しくありません。
理論的な考察や科学的な検証に基づく合理的な投資を志す方は、正統な投資の理論に触れてみてはいかがでしょうか?
インターネット上には、投資理論やファイナンスの理論を分かりやすく解説してくれているサイトが数多くあります。
■お薦めのコンテンツ
ファイナンス理論の扉を開きかけた不遇の数学家バシュリエの「ランダムウォーク理論」
一般の人にはまったく知られていない投資の世界の哲人ルイ・バシュリエ。彼が1900年に書いた画期的な論文は、その価値を認められるのに、50年以上もかかりました。
DIAMOND online「ファイナンス理論の扉を開きかけた不遇の数学家バシュリエの「ランダムウォーク理論」」
https://diamond.jp/articles/-/153358
ランダムウォーク理論から半世紀。「効率的市場仮説」に発展させたユージン・ファーマの功績
ノーベル経済学賞を受賞したユージン・ファマ。彼が1965年に書いた論文は世界中で称賛されました。
DIAMOND online「ランダムウォーク理論から半世紀。「効率的市場仮説」に発展させたユージン・ファーマの功績」
https://diamond.jp/articles/-/153852
「損したくない人」のためのノーベル賞の投資理論
投資の収益率の期待値を「期待リターン」、その標準偏差を「リスク」と定義して、ポートフォリオの決定理論を導きだしたハリー・マーコビッツ。その功績で、1990年にノーベル経済学賞を受賞しました。異なる銘柄間の相関係数がポートフォリオにリスク分散の効果をもたらすことを明らかにしたのも、彼の功績です。
このブログ記事は、カジノのルーレットや為替と輸出入企業の株価との関係などを例に、リスク分散の理論のエッセンスを紹介しています。
DIAMOND online「「損したくない人」のためのノーベル賞の投資理論」https://diamond.jp/articles/-/90232
もしも伝説の投資家が日本株を買ったら:フィリップ・フィッシャー編
グレアムと共にバフェットの師と仰がれるフィッシャーは、成長株投資の祖とも言える存在です。1958年に発刊された彼の著書は不朽の名作であり、ここでもその一部が紹介されています。
日興FROGGY「もしも伝説の投資家が日本株を買ったら:フィリップ・フィッシャー編」
https://froggy.smbcnikko.co.jp/9066/
リチャード・セイラーとメンタル・アカウンティング
2017年度にノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー。彼が唱える「メンタル・アカウンティング」の事例を見ると、自分が合理的な人間でないことがよく分かります。