II-3.投資戦略の実行

今回の授業では、講義の時間はほとんど取らず、学生に「株式学習ゲーム」のポートフォリオ作りの時間をたっぷりと与えます。アクティブ・ラーニングという教育手法です。最初の話は先週までの復習であり、表示する資料も、これまで話してきた内容を再掲したものがほとんどです。

さて、今日のハイライトの学生自身による銘柄のスクリーニングです。与えられた投資戦略を追求する銘柄選びにじっくり取り組ませます。こういう時はスマホよりもPCやタブレットのほうがいいのですが、学生のほとんどが、困った様子もなく、スマホが当たり前のように作業しています。
株式のスクリーニングが、無料のサイトで、しかもスマホで簡単にできる時代になりました。問題なのは、それを使いこなすための正統な知識です。残念ながら、こちらのほうはスマホで簡単にとは行きません。

銘柄選びが終わったら、「株式学習ゲーム」への入力です。元手1千万円で10銘柄を購入します。注文は「株数」を指定して行いますので、1銘柄50万円以上150万円以下で購入するには、今日の終値がいくら程度になるか想像しながら行わなければなりません。
不慣れな学生には、これが意外に難しいようです。
ところで、株式の売買単位がこの10月で「100株単位に完全に統一」されました。以前はこの売買単位も学生にとっては発注エラーの元でしたが、例外がなくなったことで、注文がし易くなりました。

https://kinyu-literacy.com/wp-content/uploads/2018/12/Equity_Investment_Theory_II_3.pdf

 

 

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