I-3. 株式の調査分析

第3回目の講義の課題は「株式の調査分析」です。「株式学習ゲーム」と連携した演習を絡めて進めます。

株式の調査方法は人それぞれですが、私の講義では「会社四季報」に掲載されている情報をまず理解することを基本とします。会社四季報は誌面の小さいスペースに情報がぎっしり詰まっており、使いこなすのも大変です。インターネット上にも「如何に使いこなすか」的なサイトがいくつかあります。私は、学生にまず「日本証券業協会」の「株式投資の基礎」というサイトを見るように勧めます。

さて、情報のありかを伝えたところで、これらの情報を頼りに、「指定した12銘柄から5銘柄に絞る」演習です。今回は、いくつかの投資指標の読み方を整理させた後に、それを踏まえて、前回の演習の続きとして魅力ある銘柄の発見作業を行います。

授業の最後は、学生個々が選んだ5銘柄の模擬注文です。東京証券取引所のサイトにアクセスさせて直近の株価をチェックさせます。仮想的に与えられた1千万円を元手に「株式学習ゲーム」のサイトに注文を入力します。講義の90分にここまですべてを終了するのは難しいので、学生には次の講義までに注文しておくようにと指示します。スマホから入力できるので、授業中でなくても操作に問題はありません。

以下のリンクから講義資料にアクセスできます。

https://kinyu-literacy.com/wp-content/uploads/2018/07/Equity_Investment_Theory_3.pdf

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